ゴルフクラブをもてはやすデイトレーダーたち

ゴルフクラブ

満員電車でお肌がアップになるのが気になります。「ゴルフクラブに相談だ。」

  
クレンショウの記念モデルで、ネタのほとんどを語ってしまった様な気がするヘイグウルトラのクレンショウグラインドです。調べた限りのネタでは生産が84年から86年という情報がありました。そこには並列にならんだスタンダードのウルトラモデルもあった様子です。ウェイトデザインに見える違いは、クレンショウグラインドはトップラインと平行に配されているのですが、スタンダードモデルはヒール側が低く、トウに向かって高くなるように扇型に配されている。これは前にも書き留めましたが、結局この違いは演出なわけで、プロのネームが冠されたモデルの方は比較するなら左に行きにくいってなメッセージがあるわけだ。

ついでに、クレンショウグラインドの特徴として、トップラインには気持ち程のウェイトが載せられていて、これも重心を低くし過ぎない演出の工夫がある。これは過去のモデルにも時々見られるデザインですが、スタンダードにはそんな造形はない。一見して大きな違いはないのですが、このブログ主的に見るならば、こうしたいわゆる顕微鏡的観察で大きな違いがあるモデルなわけですねぇ。もちろん並行して揃えられたモデルですから、それくらいのキャラクターの違いがないと売りにくいし、買う方が迷う。当時の販売スタッフがこれまでこだわったかどうかわかりませんが、今時の家電芸人ほどの知識を持っていれば、きっと細かく説明を加えて販売していたのでしょうねぇ。でも、ゴルフクラブの場合は、機能というよりも、百人百様のスタイルに合わせた、つまり自分に合ったものを選ぶのが必定。ペニック先生によれば、型にはまった一定のテキストスタイルなど存在するべくもないということですから、打ってみないとわからんというのが事実なわけです。ってぇ事でスイープスタイルならスタンダードがいいし、昔風の、いや、95年あたりのメディアの表現を借りるなら、新しいスタイルについていけないスタイルの、打ちこんでドローを弾くヒール打ちスタイルならクレンショウグラインドの方が適していたわけだ。

確かに、80年後半、ブログ主の経験を思い起こしてみるなら、このスタイルの両方が厳然としてあったのです。ラウンドしながらターフを飛ばすスタイルはもう古いといわれながら、使っている道具や、それまでに工夫してきたスタイルで振り回していれば、新しい道具を使ってもターフをとっていたんですねぇ。でもそうした時には球が上がりすぎで距離が安定しなかったり、アドレナリンも出ていないのに、チョイと力むだけで引っかかったもんです。ブログ主的に言うならデカキャビ時代ですかね。あ、ついでにVIPの国産企画もそうだった。低重心モデル時代でもありましたからね。

でも、これはいわゆるクラシッククラブのブーム前のモデルで、やっぱりメディアのイメージをそのまま借りるなら、クレンショウは新しい道具に合わせたスイングに変えることができなかった代表。ヒールで打つことが染みついて、重心距離の短いモデルがそのスタイルに合っていたというのです。とは言いながらも、このクレンショウモデルはマクレガーモデルに比較するまでもなく、イメージは充分にセンター打点なわけで、ま、前のクレンショウのツアーブレードほどヒールを意識させる造形は見えない。88年の輸入代理店の広告には、歴代のウルトラモデルが並び、今でこそザ・ヘイグも並んじゃっているところに、あのさぁ~って感覚を持ってしまうのですが、やっぱりヘイグウルトラというモデルは国内ではかなりマイナーであったことは間違いない。こんだけ並べてみて、ブログ主も改めて思うのは、なんでまたヘーゲンブランドにはまったんだろうかねぇ、って考えちゃう。やっぱり61年のリバイバルに二鉄がなかった事が始まりなんですねぇ。

クロームメッキ仕上げのソールが薄いモデルってぇだけの興味から、ここまで発展してしまうってぇのは、やっぱり先のことはわからないねぇ、って締めのコメントになるのです。

 

ゴルフクラブの品格

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