ダンロップでビシッと格好よく
もう本当に、レースに出るだけでも苦しくて、第一線から引こうかと考えていた昨シーズン。
ちゃう社長に呼ばれるようにして急きょ参加した最終戦。
通勤途中の車のなかで突然かかってきた訃報。追悼レースにしたいから私は出るよ！と誘ってくれた良美ちゃん。岩井GPにエントリーしていた私はそのすぐ後電話してキャンセルをしました。事情を話したら快く受け入れていただいた中山さん。木曜日の午前中であったにも関わらずエントリーを受け付けていただいたサーキット秋ヶ瀬さん。この全てが始まりでした。
そして今年の開幕戦でもまた、ちゃう社長追悼の祭壇を出すと言うことで盛り上げ役でレースに参加。多くの著名人が見守る中で会心の泥レースをやってのけました。
レース後、ノリーズの福田さんから、あの内田剛がうなってたよ。と聞きました。
私が初めて秋ヶ瀬に来たときに赤1をつけて走っていた憧れのライダーです。
ここ数年の、ミニバイクレースでチャンピオンを取ったらステップアップする。といった流れを本当にストップしたかったんだ。
それじゃだめなんだ。それじゃこの場が廃れるんだ。
ミニバイクレースのチャンピオンと言う肩書きが欲しいだけの奴らにくれてやりたくなかったんだ。
チャンピオンを取ると言うことは自分の持てるポテンシャルを100%引き出して戦えるとても凄いことなんだけど、チャンピオンを防衛すると言うことが自分をとてつもなく強くすることなんだ。
ここでその意味を学べないままにステップアップしてどこで学ぶというのか？チャンピオンを取ったら昇格して、またチャンピオンになったら昇格する。常に挑戦者でいるものが、いつ帝王として君臨するのだろうか？
そして、チャンピオン不在で進んでいくシリーズ戦に魅力と言うものはあるのだろうか？
その昔、サーキット秋ヶ瀬ではレースに協賛品を出すと次のレースまで有効な無料の走行券をいただいていたことがありまして、当時リップスにいた私も何度かその恩恵に預かったこともあったのですが、何よりすごかったのは水曜日。
毎週水曜日にやってくる竹内選手。そして竹内さんが走り出すと出てくる川田さん。
この2人を追いかけて何人の猛者がやって来たでしょうか？
平日の水曜日。今と違ってコーナーの舗装は玉砂利のコンクリート。2ヘア入口のいやらしい段差。そしてタイヤはダンロップのTT91GP。
30秒2でラップするお二人に、当時の私も今の私も手も足も出ないですよ。
もはや天然記念物レベルのその時代を知る数少ない生き残りとして、ミニバイクレースの最高峰SP12クラスのチャンピオンとして、また、秋ヶ瀬のモトチャンプ杯がモトGPへの登竜門であり続けられるように、来年はもうちょい頑張ります(^^;
皆さまのおかげで今の自分があります。ありがとうございました。今後もまた応援よろしくお願いいたしますm(__)m
最後に、いつもお世話になっているブリッツシュネルの田村さん。優しい口調からの鋭いご指摘ありがとうございました。おかげさまでチャンピオンとれました。
おんぶに抱っこになりっぱなしのミッドラインの岩田さん。素敵な根回しありがとうございました。不器用な自分には心強い味方です！
小原さんが見に来てくれると結果が良いのですが、毎回見に来たくなるように頑張れるといいな。
赤1にふさわしいように
ダンロップ スペース・テクノロジー
今年もあと少しですね。
一年って本当に早いです。
開幕始まってから最終戦まで、本当に色々ありすぎて今年もあっ！と言ったら終わってしまいました。
そして皆様今年も一年ありがとうございました。
所属スポンサーをして頂いたミュゼプラチナムさん、ゴルフをサポートして頂いたダンロップさん、可愛いお洋服のMARK&LONAさん、シューズを提供して頂いたadidasさん、事務所のレプロエンタテインメントさん、たくさんのサポートを本当にありがとうございました！
そして今年もたくさんのファンの方々に応援して頂いてとっても心強くプレーする事が出来ました。
両親、コーチ、トレーナーさん、キャディさん、マネージャーさん、周りに居てくれた全ての人達に感謝です。
来年は一日でも早く勝てるように、2014年、強くなった金田久美子をお見せ出来るように一生懸命やっていきます。
よいお年を！